ピラティスのチェア(ワンダチェア)とは
チェア(Chair)は、箱型の座面に、スプリングで抵抗のかかったペダルが1枚付いたピラティスマシンです。シンプルな形のものをワンダチェア、背もたれ状のハンドルが付いたものをコンボチェアと呼ぶことが多く、役割は共通です。
見た目は4機種のなかでもっとも小さいのですが、扱いはもっとも難しいとされます。
難しい理由は「支える面積が小さい」こと
| リフォーマー | チェア | |
|---|---|---|
| 体を預ける面 | 台(キャリッジ)全体 | 座面のみ |
| 姿勢の安定 | マシンが助けてくれる | 自分で取る |
| 動く部分 | 台が動く | ペダルが動く |
| 難易度 | 段階を作りやすい | 支えが少なく難しい |
リフォーマーは、**台に乗った時点である程度の安定が得られます。**一方チェアは、座面か床に自分で立ち、支えは自分でつくることになります。
つまりチェアが鍛えるのは、支えが少ない状態でも姿勢を保てるかという部分です。
できること
| 目的 | 使い方の例 |
|---|---|
| 下肢の力 | 座って、または立ってペダルを押す |
| 体幹の支持 | 手をペダルに置いて体を支える |
| バランス | 片脚立ちでペダルを扱う |
| 部位を絞る | 片側だけに負荷をかける |
上下方向の動きが中心になるため、日常の動作(立ち上がる・階段を上る)に近い形で使えるのも特徴です。
向いている人
- リフォーマーに慣れて、次の段階に進みたい人
- 左右差を細かく扱いたい人(片側ずつ設定しやすい)
- 立位や片脚での安定を高めたい人
初心者が使えないわけではありません。座って足で押す動きから始めれば、負荷は十分に調整できます。難しいのは、立って行う動きや体を持ち上げる動きです。
体験するときの確認ポイント
| 確認したいこと | なぜ |
|---|---|
| チェアを使うレッスンか | グループはリフォーマー中心のことが多い |
| 段階を選べるか | 座位から始められるかを確認 |
| 手首・肩の不調を伝えられるか | 手で支える動きの可否が変わる |
手をペダルに置いて体重を支える動きがあるため、手首に不調がある場合は必ず伝えてください。
まとめ
チェアは、小さいけれど難しい機種です。理由ははっきりしていて、支えてくれる面積が小さいからです。
裏を返せば、自分で支える力を測るのに向いた機種でもあります。リフォーマーで動けるようになった人が、次に自分の状態を確かめる場所として選ぶと、得られるものが大きい機種です。
マシン全体の位置づけはピラティスマシンの種類4つを比較にまとめています。