リフォーマーのロングストレッチとは
**ロングストレッチ(Long Stretch)**は、リフォーマーの上でプランクの姿勢をつくり、キャリッジを前後に動かす種目です。
マットのプランクとの決定的な違い
支えている床が動きます。
| マットのプランク | ロングストレッチ | |
|---|---|---|
| 支持面 | 床(固定) | キャリッジ(動く) |
| 仕事 | 姿勢を保つ | 姿勢を保ちながら動きに耐える |
| 崩れ方 | 腰が落ちる | 腰が落ちる+台が流れる |
床が動く分、**同じ一直線を保つのに必要な仕事が増えます。**マットのプランクが保てるからといって、そのままできるとは限りません。
基準は「一直線」だけ
長く保てることより、一直線を保てることが基準。崩れたら秒数の途中でも終わりにする。
判断の基準は、マットの支持系と同じです。肩・骨盤・かかとが一直線に並んでいるか。
| 崩れ方 | 何が起きているか |
|---|---|
| 腰が落ちる | 腹部が抜け、腰の反りで支えている |
| お尻が上がる | 体重が腕へ逃げ、腹部の仕事が減っている |
| 台が流れて止まらない | 支える力が動きに追いついていない |
**長く保てることは基準になりません。**崩れた時点で、その姿勢は別の運動に変わっています。
スプリングは「強いほうが楽」
| 動きの種類 | スプリングが強いと | 弱いと |
|---|---|---|
| キャリッジを押し出す動き(フットワークなど) スプリングに逆らって押すため | きつくなる | やさしくなる |
| キャリッジを引き戻す動き(アームワークなど) スプリングが戻す力を助けてくれるため | やさしくなる | きつくなる |
| 止めて支える動き(プランク系) 台が動きにくいほど支えやすい | やさしくなる | きつくなる |
同じ強さでも、動きの向きで難易度は逆転する。強くしてほしいと頼む前に、どの動きかを伝えるのが早い。
支える要素が中心の種目なので、スプリングが強いほど台が動きにくく、支えやすくなります。
フットワークのような押し出す動きとは逆です。「軽いスプリング=やさしい」ではないので、設定の意味は指導者に確認するのが確実です。
見られていること
| 局面 | 見られている点 |
|---|---|
| 姿勢をつくる | 一直線になっているか |
| 台を動かす | 骨盤の高さが変わらないか |
| 戻す | 音を立てずに止められるか |
| 全体 | 肩がすくんでいないか |
キャリッジが当たる音がしたら、支えられていない合図です。動かす距離を短くします。
進める前の条件
この種目に進む前に、マットで支持姿勢を保てることが前提になります。
- マットの支持姿勢(プランク)で一直線を10秒
- レッグプルフロントで片脚を上げても崩れない
- ロングストレッチ(動く台の上で保つ)
順番を飛ばすと、崩れた形のまま台を動かすことになります。
まとめ
ロングストレッチは、長く耐える種目ではなく、動く台の上で一直線を保つ種目です。基準は秒数でも距離でもなく、一直線が崩れていないかだけです。
崩れたら、その時点で終える。この判断ができれば、手首や腰を痛めずに続けられます。