リフォーマーのショートボックスとは
**ショートボックス(Short Box)**は、リフォーマーのキャリッジに箱(ボックス)を置き、その上に座って背骨を動かすシリーズです。単独の種目名ではなく、複数の動きをまとめた呼び方です。
4つの方向を1つの座位から行う
| 動き | 背骨の方向 | 主に働く場所 |
|---|---|---|
| ラウンドバック | 丸める | 腹部 |
| フラットバック | 前に倒す(背骨は長いまま) | 体幹の支持・裏もも |
| サイドベンド | 横に倒す | 体側・腹斜筋 |
| ツイスト | ねじる | 腹斜筋 |
**同じ座り方から、方向だけを変えていきます。**そのため、座り方が崩れるとすべての動きが崩れます。
足をストラップで固定する理由
この種目では、足を専用のストラップにかけて固定します。
理由は、下半身を止めて、背骨の動きだけを取り出すためです。足が自由だと、脚の力で体を起こしたり倒したりできてしまい、背骨が実際に動いているかどうかが分からなくなります。
| 足の状態 | 何が起きるか |
|---|---|
| 固定されている | 背骨の動きだけが取り出される |
| 自由に動く | 脚の力で代償できてしまう |
いちばん見られているのは「座り方」
動きの種類より先に、骨盤が立っているかが見られます。
| 座り方 | 判定 |
|---|---|
| 坐骨の上に骨盤が立っている | 動かせる状態 |
| 骨盤が後ろに倒れ、腰が丸まっている | このまま動かすと腰に負担 |
裏ももが硬い人は、座った時点で骨盤が後ろに倒れます。その場合は、パッドを足して座面を上げます。
**座面を上げるのは手抜きではなく、正しい準備です。**これはマットのスパインストレッチと同じ考え方です。
よくある崩れ
腰が丸まったまま動かす
座面を上げれば解決することがほとんどです。先に座り方を直します。
反る動きで腰に集中する
反る方向は胸椎で行います。**腰の一点で折れたら、その範囲を越えています。**浅くします。
ねじるときに骨盤も回る
ねじるのは背骨で、骨盤は正面に保ちます。左右の腰骨の位置が変わっていないかを見られます。
首だけが先に動く
視線を先に動かすと首から回ります。胸から動かすように指導が入ります。
まとめ
ショートボックスは、1つの種目ではなく、座位から4方向へ背骨を動かすシリーズです。方向が変わっても、見られているのは常に**座り方(骨盤が立っているか)**です。
腰が丸まるなら、動きを頑張るより先に座面を上げる。それが最短です。