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ピラティスのブーメランのやり方【2026年最新】5つの局面を止まらずにつなぐ手順【図解】

ブーメラン実技解説コア上級
本記事はPilates-Biyori編集部が、ピラティスの一般的な知見にもとづいて作成しています。記載の効果には個人差があり、料金・サービス内容は各スタジオの最新情報をご確認ください。体調や持病に不安がある場合は医療機関にご相談ください。

ピラティスのブーメランのやり方

ブーメラン(Boomerang)は、後方への転がりと前方への起き上がりを1つの流れでつなぐエクササイズです。オリジナル34本のなかでも終盤に置かれる種目で、ロールオーバーティーザーを連結した構成になっています。

単体の組み合わせでできている

ブーメランの流れ(5つの局面)動作の連結
  1. 1
    長座から転がる
    脚を組んだまま後方へ。背骨を順に床へ預ける
  2. 2
    ロールオーバーの位置★ここで止まれること
    脚が頭の向こうへ。体重は肩甲骨まで
  3. 3
    脚を組み替える
    止まった状態で上下を入れ替える
  4. 4
    ティーザーへ起き上がる★ここで止まれること
    背骨を順に戻しV字で止まる
  5. 5
    前屈で締める
    腕を後ろで組み、上体を脚へ

★の2か所は既存種目そのもの。ここで形が崩れるなら、通しでは行わず単体に戻す。

ブーメランは新しい動きを覚える種目ではありません。すでに練習した2つの種目を、止まらずにつなぐ種目です。

局面元になる種目見られていること
転がって脚を頭の向こうへロールオーバー首に体重が乗っていないか
起き上がってV字で止まるティーザー背中が丸まっていないか

図の★印の2か所は、そのまま単体種目そのものです。ここで形が崩れるなら、通しでは行わず単体に戻すのが最短です。

効果

効果内容
背骨の分節転がりと起き上がりの両方で1つずつ動かす
体幹の持久力動作が長く、途中で抜けられない
動きの連結静止と移動を切れ目なくつなぐ
集中の持続5つの局面を順に組み立てる

やり方【5つの局面】

局面1:長座から転がる

長座で座り、両脚を組みます(右を上など)。息を吐きながら、背骨を下から1つずつマットへ預けるように後方へ転がります。

**勢いで倒れないこと。**転がる速さは、途中で止められる速さです。

局面2:ロールオーバーの位置で止まる

脚が頭の向こうへ運ばれた位置でいったん止まります。

体重は肩甲骨から背中の上部まで。首に乗っているなら、その時点で中止し、ロールオーバー単体の練習に戻してください。

局面3:脚を組み替える

止まったまま、組んだ脚の上下を入れ替えます。

ここが確認ポイントです。組み替える瞬間に体が落ちるなら、その位置で保てていません。落ちるならこの局面を省いて構いません(そのまま次へ進みます)。

局面4:ティーザーへ起き上がる

息を吸いながら、背骨を上から1つずつ戻していき、そのままV字(ティーザーの位置)で止まります。

**背中が丸まらないこと。**丸まるなら、脚の位置を高くして負担を減らします。

局面5:前屈で締める

V字の位置から、腕を体の後ろで組み、上体を脚のほうへ倒していきます。腕は後方へ引き上げます。

深さは目的ではありません。背中が丸まって腰に落ちない範囲までです。裏ももが硬い場合は膝を軽く曲げます。

以上を3回繰り返します。

簡易版

通しで行うのが難しい場合

2つに分けて練習します。

  1. 長座 → 転がる → ロールオーバーの位置で止まる → 戻る
  2. ティーザーの位置で止まる → 前屈で締める

分けて行えば、崩れている局面がどちらかはっきりします。

脚の組み替えができない場合

**省いて構いません。**組み替えは保持力の確認であって、この種目の本体ではありません。

起き上がれない場合

**ティーザー**に戻ってください。V字で止まれないうちは、連結しても止まる場所がありません。

よくある間違いと対処法

勢いでつないでいる

もっとも多い崩れです。反動で転がり、反動で起き上がると、背骨は1つずつ動きません。各局面で1度止まれるかを基準にしてください。

首に体重が乗る

局面2で起きます。その時点で中止です。脚が床に届く必要はありません。

起き上がりで背中が丸まる

局面4で起きます。脚の位置を高くして負担を下げます。それでも丸まるなら、ティーザー単体に戻ります。

最後の前屈で腰に落ちる

深さを求めると背中が丸まり、腰に体重が落ちます。浅くていいので背骨を長く保ってください。

目安の回数

レベル回数意識すること
初めて2つに分けて各3回各局面で止まれるか
慣れてきた通しで3回(組み替えなし)反動でつながない
継続時通しで3回(組み替えあり)止まった位置で保つ

順序

  1. ロールオーバー(転がって脚を運ぶ)
  2. ティーザー(V字で止まる)
  3. ブーメラン(2つをつなぐ)

まとめ

ブーメランは、新しい動きを覚える種目ではなく、すでにできる2つを止まらずにつなぐ種目です。判断の基準は明快で、2か所(ロールオーバーの位置・ティーザーの位置)で止まれるかだけです。

止まれないなら、通す練習を重ねても上達しません。単体に戻るほうが、結果的に早く通せるようになります。

よくある質問

ブーメランは何ができれば始められますか?
ロールオーバーで首に体重を乗せずに脚を運べること、ティーザーで背中を丸めずにV字で止まれること。この2つが単体でできてからです。どちらかが崩れる状態で通すと、崩れた局面に負担が集中します。
途中で止まってもよいですか?
むしろ、止まれることが条件です。ロールオーバーの位置とティーザーの位置の2か所で止まれないなら、通しでは行わず単体に戻してください。勢いでつなぐ動きではありません。
脚を組み替えるのはなぜですか?
止まった状態で組み替えることで、静止を保つ力を確認するためです。組み替える瞬間に体が落ちるなら、その位置で保てていません。
最後の前屈はどこまで深くしますか?
背中が丸まって腰に落ちない範囲までです。深さは目的ではありません。裏ももが硬い場合は膝を軽く曲げて構いません。

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